2014年6月21日土曜日

梅の土用干し

白梅干し 紫蘇梅干し はちみつ梅干しは、梅雨明け土用になったら天日干しをするとまろやかになるので、土用干しをおすすめします。
土用干し開始の目安は、塩漬けした日から最低25日以降にしましょう。
せっかちはいけません。梅農家宮本の教えです。

干さない方が好きという方もあるので『ぜったいに干してください!』とは、言いません。



紫蘇梅干しは、表面を覆っていた紫蘇を取り出します。梅酢を搾って盆ザルに広げて紫蘇を干します。

これは、はちみつ梅干しです。紫蘇漬けの場合は表面を紫蘇が覆って空気に触れないように守っていますが、はちみつ梅干しや白梅干しは紫蘇がないのでお皿やスノコなどで梅が梅酢から顔を出さないように押し込んで梅雨明けを待ちます。

              


 

完熟梅はとてもやわらかいので 皮を破らないようにひとつづつ丁寧に取り出し、盆ザルへ並べます。

よく土用干しは3日3晩と言われますが、気密性の高い今の家屋では夜中に雨が降ってきても気づかないので 私は夜は家の中に取り込みます。


黄色い梅も、干すとこんな色に変わります。

完熟梅は、梅をひっくり返す時に工夫が必要です。
夕方、室内に取り込み翌朝ひっくり返してください。カラカラに乾いて盆ザルとひっついていた皮もしっとりして剥がれやすくなっています。



どれぐらい干せばよいかの目安は『梅をつまんでみて種がわかるぐらい』です。大粒の南高梅の場合3日(〜4日)かかりますが、時間的に無理な場合は1日でも2日でもかまいません。小梅は2日でOKです。

この写真、右側下の3個 私が皮を破ってしまったので干からびています。こんなふうに干からびたものでも、土用干し終了後 容器に入れて保存すればふんわり戻ります。
破ってしまって干からびたものは、早めに土用干しを切り上げます。ひと足先に取り込みましょう。




梅酢も、容器の蓋を開けて土用干ししましょう

干し上がったら、室内に取り込んで翌朝まで置きます。
梅の皮が盆ザルにひっついているので、取り込んですぐひっくり返さないでください。皮が破れます。

①干した梅を梅酢に戻し保存 ②梅と梅酢を別々に保存  2通りの方法があります、これはお好きな方を選んでください。
はちみつ梅干しは、別々の保存をオススメします。
私は、梅と梅酢と紫蘇は別々に保存しています。



梅酢は、生姜を漬けたり 野菜の即席漬けをしたり 青魚の酢洗いをしたりと よい仕事をしてくれるので大事に保管しましょう。








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